午前中、子供を保育園に預けて、キラキラの太陽の下で洗濯物を干す。私の至福のひと時で、主婦としての喜びがムズムズする。
主婦の自由
晩婚で、ずっと仕事をしてきた私にとって主婦というポジションは、まさに輝きの連続である。自由と隣り合わせにマイペースに家事をこなす。お昼休みも、その後の歯磨きも自由。そして、少し疲れたり、ぽかぽかな陽気に誘われたりすると、気晴らしにぶらりと遊びに出かける。行先は、お気に入りのお店だったり、大きな公園だったり。思うままにぶらりと歩いて行く。そんな時、一人になると、子供のことや夫のことをよく考える。反省することばかりだけれど、今、こうして、家族をもって歩いていることに、ムズムズするのです。
2歳の息子
家族といえば、温泉宿へ子供を連れて行き、男湯と女湯のところでバイバイをする。いつか夢見た私の家族のワンシーンがある。そんな夢も、先日、さりげなく現実のものとなった。
二歳児となった我が息子ゆうちゃんは、広い温泉に初めはキョトンとしていたが、湯の底に足が着くことに気づくと、ママの手を取り、手をつないで行ったり来たり四往復もした。ゆうちゃんは自分のことを「いーちゃん」という。カレーとハンバーグが好きで、お父さんとお風呂に入るのが大好き。ゲラゲラと大声で笑っている。そんなゆうちゃんの寝顔を見ている時が、私の一番安堵する時である。そしてやはりムズムズする。
春の足音がして、つくしが土の中から顔を出すように、近頃の私は、なにかとムズムズするのです。
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